空調設備の計画【建築設備士試験】

2015年

1.ペリメータゾーンの熱負荷は、季節変動及び時刻変動があり、外皮計画に依
存する。
2.共用部分の機械室にペリメータゾーン専用の空気調和機を設置し、単一ダク
ト方式により冷暖房を行う場合は、一般に、方位ごとに空調系統を分割する。
3.ウォールスルー型の空気熱源ヒートポンプパッケージを窓台内に設置する方
式は、一般に、冷暖房と同時に外気導入を行うことができる。
4.ペリメータレス方式は、ダブルスキン等の開口部の二重化をすることによっ
て、建築的に日射遮 性能・断熱性能を強化し、ペリメータゾーンの熱負荷
を低減するものである。
5.エアフローウインドウ方式は、建築物の外側をガラスで覆い、その覆った部
分に外気を通過させるための開口を上部と下部に設け、季節に応じて開閉す
ることによって、ペリメータゾーンの熱負荷を低減するものである。

2014年

1.空気調和設備設計者は、昼光利用と日射遮 のバランス等の熱負荷抑制を適
切に行うため、建築計画の初期段階から参画することが望ましい。
2.熱源機等の大型機器の更新を考慮して、ドライエリア、マシンハッチ、吊り
フック等を、適切な位置に計画することが望ましい。
3.屋上植栽は、屋外熱環境の緩和、保水等の機能をもち、それらの機能の中で
も大きな断熱効果が期待できる。
4.東西面に建築物のコア部分を配置すると、最大熱負荷の大きいそれらの面を
非空調空間として扱えるので、合理的な空調計画とすることができる。
5.ダクトや配管を横引きする場合には、梁等の構造計画と整合のとれた計画と
することが望ましく、特に梁貫通の位置・サイズ・数には注意を要する。

・ペリメータとインテリアの混合損失

・中央式空調はマルチパッケージエアコンよりも湿度の制御性が良い。

・床吹き出し空調では、冷房時、天井吹き出しよりも温度を高くする。

・人体から発する全熱量(顕熱量+潜熱量)は作業状態が同じなら、気温が異なってもほぼ変わらない。

2023年

1 .同一室において、インテリアゾーンでは冷房を、ペリメータゾーンでは暖房をしている場合、
ペリメータゾーンの設定室温を、インテリアゾーンの設定室温に比べて高くすると、混合損失
の低減に効果がある。
2 .中央式空調方式は、マルチパッケージ型空調方式に比べて、湿度の制御性に優れている。
3 .床吹出し空調方式は、冷房時において、天井吹出し空調方式と同等の居住域温度を確保しよう
とする場合、一般に、吹出し温度を天井吹出し空調方式よりも高くする。
4 .人体から発生する顕熱量と潜熱量の和は、作業状態が同じであれば、室内乾球温度が異なる場
合でもほぼ一定である。

2022年

1 .1 台の空調機で多数室へ給気する場合、各室への風量は、一般に、空調機の全風量を各室の
全熱負荷に応じて比例配分する。
2 .ペリメータゾーンの奥行きは、一般に、外壁の中心線から 3 ~ 5 m程度とする。
3 .屋上植栽には、保水、断熱、日射の焼け込み低減等の効果がある。
4 .内部負荷の大きい建築物においては、断熱性能を向上させると、年間熱負荷の増加を招くこと
がある。

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